ExcelVBAコーディングガイドライン

ExcelVBAコーディングガイドライン~開発において守るべきルールを「超」公開

このガイドラインの目的

一貫した理念のもとでコーディングされたプログラムは、他の開発者や未来の自分の可読性向上につながります。このガイドラインは、ExcelVBA開発において守るべきコーディングの指針(ガイド)を明文化し、開示することで、いわゆる「マクロの属人化」を防ぐことの一助になることを目的としています。

ガイドラインの作成方針

ガイドラインの編成において最も重視することはコードの『可読性』を向上させることです。ガイドラインの目的である「属人化解消」は、ExcelVBAの自由な記述が原因であると私たちは考えています。ExcelVBAの記述に関するルールは他の高級なプログラム言語と比べてかなり緩く設定されており、その緩さこそがExcelVBAの長所である「とっつきやすさ」につながっています。しかし、そのために他人の書いたコードは非常に難解なものと感じ、開発者本人以外が保守できない自動化ツールが世の中に大量に出回るという事態になっています。この難解なコードが生み出されないよう、特に『省略』に焦点をあてて、省略を極力許さないガイドラインとしています。

ガイドライン作成上のルール

  • 1つの指針(ガイド)に対し、ひとつのページを作成する
  • 指針(ガイド)を制定する際には、その指針を制定した理由を記載する
  • 指針(ガイド)を廃止するときは、ページの削除はせず区分を廃止に設定する

ガイドラインの一覧

ルール編

ルール編のガイドラインは開発者が守るべきルールについて記述しています。

Ver管理番号名称(リンク:新しいタブで開きます)区分
1.0.0C0000001変数宣言の強制に関するガイドライン有効
1.0.0C0000002変数の宣言を強制するオプションに関するガイドライン有効
1.0.0C0000003プロジェクトを表示用にロックするオプションに関するガイドライン有効
1.0.0C0000004スコープの明示に関するガイドライン有効
1.0.0C0000005配列の最大値と最小値の明示に関するガイドライン有効
1.0.0C0000006プロシージャの参照渡し値渡しの明示に関するガイドライン有効
1.0.0C0000007プロパティの明示に関するガイドライン有効
1.0.0C0000008Withステートメントの使用禁止に関するガイドライン有効
1.0.0C0000009日本語名称の使用禁止に関するガイドライン有効
0.0.1C0000010ブックオブジェクトの明示に関するガイドライン作成中
0.0.1C0000011シートオブジェクトの明示に関するガイドライン作成中

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