第一の性格の基本情報
総評
いわゆる完璧主義者であり、60~80%の完成度では次に進むことをためらい、あらゆる可能性に備えなければ安心できない性格。これは仕事に限らず、家族関係や趣味など場所や対象を問わない。自らの理想を追い求め、そのための努力を惜しむことがない。この性格の人々は正直さや信頼できる人柄であることが言葉や行動の節々からにじみ出ており、外からこの性格を判定することは比較的容易である。
型
本能型であり、自分が完璧主義者である自覚がない(否定する)ことも多い。また感情型としての側面も持っているため他人の感情を理解する力があり、社交性に活かされている。反面、思考は苦手であるために「完璧」を「非現実的な理想」と捉えることができない。
囚われているもの
完璧さに対する囚われ。自分自身はもちろん、他人にも完璧さを求めてしまう。しかし現実にそれが満たされることは難しく、自身のケアレスミス、ルールを守らない人やマナーの悪い人に対して強い憤りを覚える。
第一の性格に分類するためのポイント
第一の性格が流されやすい方向と、進むべき方向
流されやすい方向(第四の性格)
自分が特別な存在であると強く感じ、それを維持するために自分自身を責め、他人に対する許容度がなくなり、他人を責める。自分が正しいを思った考え以外を受け入れず、独善的で独りよがりな行動をする。
目指すべき方向(第七の性格)
細かいことを極力気にせずおおらかで、多様な人がいることを楽しみ、ポジティブにものごとを捉え、考える。もともと計画性が高く努力を惜しまない性格であり、前向きに広い視野で進めばたいていのことは上手くいく。
第一の性格の人たちへの助言
成長を促すには
本能型である彼ら(彼女ら)は完璧主義である自覚がないことが多い。自分や他人に対する攻撃的な面もそれと認識していない。そのため「完璧」という非現実的な理想に囚われていることに気づかせる必要がある。実直な性格につけこみストレートに伝えるのが最も効果的。
落ち込んでいたら
彼ら(彼女ら)は追い込まれれば追い込まれるほど、自分と他人に対し、攻撃的になる。他人から距離を置かれ、自分自身を傷つける。まずは「自分を褒める」ことを促す。なんと彼ら(彼女ら)は自分の褒める要素についても自覚がない。「正直さ」「誠実さ」「計画性の高さ」「勤勉さ」「社交性」「努力家」…etc。これらに気づき、自分を認めることができれば彼ら(彼女ら)の肩の荷はかなり軽くなる。
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