この関数について
ファイルダイアログを立ち上げユーザーにファイルを選択させたあと、各ファイルを開き、各シートの表を取得、配列に格納するという処理が個人的に多かったのでこの関数を作成しました。基本的には当サイトで紹介している他の関数の組み合わせで実現できる内容であり、そのためにいざ使用する場面がきたとしてもこの関数の存在を忘れており、関数の組み合わせで実現してしまう・・そういう関数です。
関数コピペ ~コードをクリックするだけでコピー完了!~
使い方 ①引数
引数名 | 型 | 参照 | 省略 | 内容 |
---|---|---|---|---|
dialog_title | String | ByVal | 可 | ファイルダイアログに表示するタイトルを指定できます。 |
initial_folder | String | ByVal | 可 | ファイルダイアログを立ち上げた場合の初期表示フォルダを指定できます。 |
sheet_index | Long | ByVal | 可 | 選択したファイルをExcelで開いたときに表が格納されているシートの先頭からの番号 |
header_row | Long | ByVal | 可 | シートに入力されている表のヘッダー位置を行番号で指定します。デフォルトは「1」 |
header_inport | Boolean | ByVal | 可 | 表のヘッダーを取得するかどうかを指定できます。True・・取得する False・・取得しない デフォルトは「False」 |
first_col | Long | ByVal | 可 | 取り込む表の先頭列を指定できます。例)1列目⇒「”A”」、3列目⇒「”C”」 デフォルトは「”A”」 |
primary_col | Long | ByVal | 可 | 取り込む表の主キーを指定できます。指定方法は「first_col」と同じです。この列に入力されているデータ数を数えて表の行方向のサイズを判定します。デフォルトは「”A”」 |
var_type_code | Long | ByVal | 可 | 返される配列の型を「VbVarType」で指定する。指定できる型は「CastArrayVariantToAnyting」関数に依存します。デフォルトはVariant型 |
base_index | Long | ByVal | 可 | 返される配列のBase(開始の要素番号)を指定できる。デフォルトは「1」 |
使い方 ②戻り値
状態 | 型 | 内容 |
---|---|---|
正常 | Variant | すべての表を取得・結合した配列を返します。 |
例外 | Variant | 例外は想定されていません。 |
エラー | Variant | エラー処理は想定されていません。 |
サンプルコード(クリックでコピー)
【結果】ユーザーが選択したファイルからすべての表を取得できました
サンプルコードを実行するとファイルダイアログが立ち上がり、ユーザーが選択したファイルに含まる表をすべて取得・配列に格納し、配列の要素数をイミディエイトウィンドウに出力します。
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