この関数について
ExcelVBA(マクロ)ファイルに対する操作を加える場合、FileSystemObjectを使用するのが一般的です。しかし、FileSystemObjectは参照設定で使用する場合「Microsoft Scripting Runtime」、CreateObjectで使用する場合「”Scripting.FileSystemObject”」を指定するなど名前から想像する直感ではたどり着けない名称の指定が必要です(少なくとも私には)。よほど頻繁に使用していない限り、FileSystemObjectを使いたいと思うごとにネットで使用方法の検索が必要になります。そのためFileSystemObjectを使って実現できる機能を関数化しています。この関数は絶対パスの中からファイル名を抽出して返します。
関数コピペ ~コードをクリックするだけでコピー完了!~
使い方 ①引数
引数の名称 | 型 | 参照 | 省略 | 内容 |
---|---|---|---|---|
abusolute_path | String | ByVal | 不可 | ファイル名を抽出したい絶対パスを渡します。 |
with_extension | Boolean | ByVal | 可 | True ・・・ 拡張子付でファイル名を返す(デフォルト) False ・・・ 拡張子を取り除いてファイル名を返す |
使い方 ②戻り値
状態 | 型 | 内容 |
---|---|---|
正常 | String | 絶対パスに含まれるファイル名を返します。 |
例外 | String | ファイル名が含まれない場合、最も深いフォルダ名が返されます。 |
エラー | String | 空白の文字列を返します。 |
サンプルコード(クリックでコピー)
【結果】絶対パスからファイル名を抽出することができました
サンプルコードを実行するとマクロを実行しているブックのファイル名が拡張子付でイミディエイトウィンドウに出力されます。
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