このページの内容について
このページは、VBAエキスパート(ExcelVBAベーシック)試験合格講座の第十六回記事です。公式テキスト第3章「モジュールとプロシージャ」の内容について解説します。自分でも手を動かしながら読み進めてください。
改行
改行とは長い文章を読みやすくしたり意図した通りの解釈がされるように、文章の途中で行を変えることです。
コードの改行
コードの改行は、改行をしたいところに「 (半角スペース)」と「_(アンダーバー)」を入力します。リテラルの途中で改行はできません。例えば「100」を「10」と「0」に改行することはできません。別の数値とみなされます。
サンプルコード(クリックでコピー)
Public Sub Test_LineBreak()
Debug.Print 10 + 11 + 12 + 13 + 14 + 15 + 16 + 17 + 18 + 19 + 20 + 21 + 22 + 23 + 24 + 25 + 26 + 27 + 28 + 29 + 30 + 31 + 32 + 33 + 34 + 35 + 36 + 37 + 38 + 39
Debug.Print 10 + 11 + 12 + 13 + 14 + 15 + 16 + 17 + 18 + 19 + _
20 + 21 + 22 + 23 + 24 + 25 + 26 + 27 + 28 + 29 + _
30 + 31 + 32 + 33 + 34 + 35 + 36 + 37 + 38 + 39
End Sub
実行結果
いずれも同じ計算結果がイミディエイトウィンドウに出力されます。コード内で改行をしても計算結果や出力結果は同じになります。
補記:文字列の改行
試験範囲ではありませんが、文字列の改行の方法も説明します。文字列の改行は、VBAにあらかじめ用意されている改行用の定数「vbCrLf」を使用します。
サンプルコード(クリックでコピー)
Private Sub Test_NewLine()
Debug.Print "改行には" & vbCrLf & vbTab & "①コードの改行" & vbCrLf & vbTab & "②文字列の改行" & vbCrLf & "の2種類があります。"
End Sub
実行結果
上記サンプルコードを実行するとイミディエイトウィンドウに改行された文字列が出力されます。
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当サイトでは、オデッセイコミュニケーションズ社が運営する試験であるVBAエキスパート(Excel VBA ベーシック/Excel VBA スタンダード)の出題範囲をベースに用語や各種関数の解説などを行っています。試験合格に向けて必須と言われる公式テキストに沿って解説をしています。受験をするか悩んでいる方、テキストとは別視点の解説を見てみたい方、受験はしないがExcelVBA(マクロ)に興味がある方へ向けた記事です。
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