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関数リファレンス

F0000021_ファイルダイアログを開き、複数の任意のファイルを選択させる

csvファイルを開くときのアプリケーションとしてデフォルトでExcelを選択している方は多いです。私のツールのユーザーを見ると、Excelとcsvとは同じデータだとして扱っている方が多いように感じます。例えば、基幹システムからデータ抽出するときにファイル形式をcsvかExcelかを選択できる会社があるとして、基幹システムから抽出したデータをExcelVBA(マクロ)に読み込み、加工・集計するというRPAツールを考えるとき、開発者である皆さんはcsvとExcelは明確に別物であると理解しているため、「csvファイルを選択する」よう説明文を入れればユーザーは素直に指示に従ってくれるように思うかもしれません。しかしそんなことはありません。「csvファイルのみ」という制限は理解されず、ファイルが表示されないという問い合わせを生みます。最初からcsvファイルもExcelファイルも選択できるように設計することがベターです。前置きが長くなりましたが、この関数はファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択した複数のファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000020_ファイルダイアログを開き、複数のcsvファイルを選択させる

基幹システムからデータ抽出すると数万レコードごとにファイルが分割して抽出されたり、取引先業者から送られてくるファイルが支店ごとに分割されていたり、フォーマットが同じにも関わらずファイルが分割されており、手動でくっつけるといった作業をしていないでしょうか?ExcelVBA(マクロ)を使えば複数のcsvファイルを結合して出力するということも簡単に実現できます。この関数はファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択した複数のcsvファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000019_ファイルダイアログを開き、複数のExcelファイルを選択させる

支店や営業所に対し指定のフォーマットのExcelを配布し入力・提出してもらう場合や、各月や各四半期ごとのファイルの比較などをする場合、複数のExcelファイルを結合したり、集計したりといった処理が必要になるかと思います。ファイルダイアログは、複数ファイルを選択することも可能です。ここで紹介する関数は、ファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択した複数のExcelファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000018_ファイルダイアログを開き、1つの任意のファイルを選択させる

ExcelVBA(マクロ)でマクロ実行者に選択させるファイルの種類として多いのはExcelもしくはcsvファイルかと思います。ファイルの選択を求める場合、なるべくファイルの拡張子を指定することが望ましいです。しかし、自社のシステムからデータを抽出・ダウンロードし、そのファイルをマクロに取り込み加工・出力するような場合、自社のシステムから抽出できるファイルの拡張子がExcel/csvで選択できるような場合があります。この場合、マクロの設定で選択できるファイルを制限する手もありますが、システムからのデータ抽出には時間がかかる場合もあり、拡張子の選択を間違えたために再度データ抽出からのやり直しを求めるようでは、RPA(自動化)ツールの名が廃れます。そのため、Excelでもcsvファイルでも同じ出力となるツールの設計をすべきだと私は考えています。この関数はファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択した任意のファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000017_ファイルダイアログを開き、1つのcsvファイルを選択させる

業者間のデータ連携や自社の基幹システムへのデータインポートなど、業務においてExcelファイルではなく、データをcsvファイルで扱うことはよくあります。この時、Excelデータをcsvファイル形式で保存しただけのデータではエラーが発生したり、開発した当初はシステムから出力できたcsvファイルをそのまま使えたのに、先方の仕様変更で手動で加工をしてから連携が必要だったりすることがあります。ExcelVBA(マクロ)の利点は、システム開発よりも低コスト・短納期で高級なプログラミング言語で作成されたツールに劣らない自動化ツールを作成できることです。私の経験上、csvファイルの加工はその最たる例です。この関数はファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択したcsvファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000016_ファイルダイアログを開き、1つのExcelファイルを選択させる

私がExcelVBAを業務に使用し始めた頃、ExcelVBA(マクロ)の学習を進めていく中で最初の難所は「別ブックの操作」でした。当時、マクロの記録では別ブックを開きそのまま操作を進めるという処理が記録されませんでした。そのため「Workbooks.Open」へたどり着くまで単一のブックしかマクロで扱うことができないと誤認していました。この「Workbooks.Open」はブックのパスを指定してブックを開くことができます。ここで紹介する関数では、ファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択したファイルの絶対パスを取得することができます。
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F0000015_マクロ実行者のダウンロードパスを取得する

ExcelVBA(マクロ)の出力結果の保存先をダウンロードフォルダに設定するとどこかからダウンロードされたような演出をすることができます。また、あなたの所属する会社の設定によってはダウンロードフォルダの保存期限が設定されており、一定期間アクセスのないファイルが自動削除されるようになっているかもしれません。また、デスクトップが散らかっており、単純な消去法として保存先をダウンロードフォルダにした方が都合がいい場合もあるかと思います。この関数では、マクロ実行者のダウンロードフォルダのパスを取得できます。
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F0000014_マクロ実行者のスタートアップパスを取得する

スタートアップフォルダに実行ファイル(.vbs等)を格納しておくとPCが起動したときに自動的に実行されます。ExcelVBA(マクロ)では、テキストファイルを加工して、任意のファイル名で任意の場所に保存ができます。保存先をスタートアップフォルダ・ファイル名を「~.vbs」で保存すれば、PC起動時に自動実行される実行ファイルをExcelVBAで作成し保存することができます。この関数では、マクロ実行者のスタートアップパスを取得できます。
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F0000013_配列をRangeのキーに指定できる文字列に変換する

ExcelVBA(マクロ)を始める方の中で、Excelのセルや関数について全く知らない状態で始めた方というのは少数派だと思います。そのため、使い慣れたExcel上の表現をExcelVBA上でも使えると便利ですし、可読性もあがると私は考えています。Rangeオブジェクトを使って特定のセルや範囲を指定するとき「A9」や「B5:C10」のような文字列(Rangeのキー)を使用することができます。この関数では、配列のサイズにあったRangeのキーを取得できます。これは配列に格納されたデータを指定の範囲に貼り付けるという動作をするときに便利です。
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F0000012_配列の型を任意の型へ変換する

ExcelVBA(マクロ)では他の高級なプログラミング言語と違い、初期状態からブックが用意されシートやセルへの操作が可能です。このため、どうしても意識せざる得ないものがセルの書式です。先頭が0から始まる会員番号や、日付判定される「丁目」以降の番地や、ハイフンなしの電話番号など、そのままセルに貼り付けると意図した通りに反映しないデータが存在します。こんなとき最も単純な解決策は、データを「Variant」型ではなく「String」型で保持することです。「String」型の変数や配列をセルに代入(入力)すると、意図した通りにデータが反映します。ExcelVBAを学び始めた頃の私は上記のような問題にぶつかり型指定の重要性について考えた結果、様々なデータが混在する表は「String」型の配列として取り扱うことにしていました。しかし、関数リファレンスで紹介する関数群の戻り値は原則「Variant」型です。「String」型と宣言した配列に「Variant」型の配列を代入しようとすると「配列には割り当てられません。」エラーが発生します。前置きが長くなりましたが、すべてのデータを「String」型で扱いたかった私が作成したのがこのページで紹介する配列の型変換を行う関数です。
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