F0000012_配列の型を任意の型へ変換する
ExcelVBA(マクロ)では他の高級なプログラミング言語と違い、初期状態からブックが用意されシートやセルへの操作が可能です。このため、どうしても意識せざる得ないものがセルの書式です。先頭が0から始まる会員番号や、日付判定される「丁目」以降の番地や、ハイフンなしの電話番号など、そのままセルに貼り付けると意図した通りに反映しないデータが存在します。こんなとき最も単純な解決策は、データを「Variant」型ではなく「String」型で保持することです。「String」型の変数や配列をセルに代入(入力)すると、意図した通りにデータが反映します。ExcelVBAを学び始めた頃の私は上記のような問題にぶつかり型指定の重要性について考えた結果、様々なデータが混在する表は「String」型の配列として取り扱うことにしていました。しかし、関数リファレンスで紹介する関数群の戻り値は原則「Variant」型です。「String」型と宣言した配列に「Variant」型の配列を代入しようとすると「配列には割り当てられません。」エラーが発生します。前置きが長くなりましたが、すべてのデータを「String」型で扱いたかった私が作成したのがこのページで紹介する配列の型変換を行う関数です。
2024.08.20
アスパLab関数リファレンス