C0000007_プロパティの明示に関するガイドライン

プロパティの明示に関するガイドライン コーディングガイドライン

守るべきルール

省略可能なプロパティを省略しない。例えばオブジェクトには以下のような省略可能なプロパティが存在する。

ActiveSheet.Range("A1") = "テスト" ・・・ 「.Value」が省略されたものとみなされる

Dim dic As Dictionary
Set dic = New Dictionary
Call dic.Add("key","item")
Debug.print dic("key") ・・・ 「.Item」が省略されたものとみなされる

例外

  • 個人の開発者においては、自身のコーディング指針で例外を設けて対応可
  • 組織の管理者においては、明確なルールのもとで例外を設けて対応可

ルール制定の理由

プロパティの省略は、文脈によって別の解釈をされることがあり、意図した通りにマクロが動作しない可能性があるため、原則として省略を禁止とします。ただしユーザーフォーム内で「.Value」を連続して使用するなどの場合、省略しないためにかえって読みづらいということも起きるため、ルールのもとで例外を設けることはやむは得ないものと考えます。

バージョン管理

バージョン履歴更新日更新内容
1.0.02025/10/05公開

アスパLabではExcelVBAのコーディングガイドラインを開示しています

アスパLabでは、すべてのExcelVBA開発者へ向けてコーディングガイドラインを公開しています。個人のスキルと考えられがちなExcelVBAを他のプログラミング言語と同様、組織的に管理し、業務へ応用してもらいやすくするためのガイドです。もちろんこのガイドラインに従うかどうかは開発者の皆さんや組織の管理者の自由な意思で決めてください。

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