この関数について
支店や営業所に対し指定のフォーマットのExcelを配布し入力・提出してもらう場合や、各月や各四半期ごとのファイルの比較などをする場合、複数のExcelファイルを結合したり、集計したりといった処理が必要になるかと思います。ファイルダイアログは、複数ファイルを選択することも可能です。ここで紹介する関数は、ファイルダイアログを表示しマクロの実行者が選択した複数のExcelファイルの絶対パスを取得することができます。
関数コピペ ~コードをクリックするだけでコピー完了!~
使い方 ①引数
■引数1:title
ファイルダイアログに表示するタイトルを指定できます。下記画像を参照
■引数2:initial_folder_path
ファイルダイアログが表示されたときにデフォルトで開くフォルダを指定できます。
■引数3:var_type_code
ファイルパスが格納された配列(返値)の型を指定できます。「vbString」「vbVariant」のいずれか。それ以外を指定してもVariant型で返します。指定しない場合のデフォルトはString型です。
■引数4:based_index
ファイルパスが格納された配列(返値)の最小のインデックス(添え字)を指定できます。指定しない場合のデフォルトは1です。
使い方 ②戻り値
マクロ実行者がファイルを選択した場合、ファイルの絶対パスを配列に格納して返します。選択しなかった場合、未定義の配列を返します。そのため、返値の配列が初期化されているか調べる(F0000010)ことで選択したかどうかを判定できます。
サンプルコード(クリックでコピー)
【結果】複数のExcelファイルの絶対パスを取得できました
サンプルコードを実行すると選択したExcelファイルをすべて開くことができます。選択されたファイルの個数はあらかじめわからないため、ForNext文で「Lbound」と「Ubound」とを指定して繰り返し処理をしています。また、ファイルが選択されたかどうかも判定しているため、選択しなかった場合は、何もせず終了します。
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