【Type 6】The Loyalist:リスクを予見する「組織の守護神」

HUMAN LOGIC TYPE-06

The Loyalist
リスクを予見する「組織の守護神」

彼らは組織の「安全装置」です。
最悪のケースを常にシミュレーションし、水面下の危機を察知する能力。
平時には「心配性」と笑われますが、有事の際に組織を救うのは、いつだって彼らの備えです。

Asset Value (強み)

危機管理・忠誠心

組織やルールに忠実で、責任感が強い。

Management Risk

疑心暗鬼・依存

決断できず、権威(正解)を求め続ける。

1. 組織における機能定義

あなたの部下に、「本当にこれで大丈夫ですか?」「もし失敗したらどうしますか?」としつこく確認してくる人間はいませんか?
彼らがType 6(忠実な人)です。

彼らは石橋を叩いて渡る慎重さを持っています。イケイケドンドンの組織において、彼らの「ちょっと待った」はブレーキとして不可欠な機能です。
しかし、ひとたび信頼できる「指針」を失うと、彼らはパニックに陥り、思考停止(フリーズ)するか、あるいは不安を解消するために徒党を組んで上司に反発するようになります。

2. ケーススタディ:「君に任せる」が生んだ悲劇

ある中堅社員への権限委譲の失敗

実務能力が高く、いつも真面目に指示に従う部下(Type 6)がいました。
上司は彼を信頼し、成長させようと思ってこう言いました。
「次のプロジェクトは君に任せる。いちいち確認しなくていいから、好きなようにやってごらん」

上司は「自由」を与えたつもりでした。しかし、部下の反応は予想外のものでした。
彼は顔面蒼白になり、その後、進捗がピタリと止まりました。

「好きなようにやれと言われても、もし失敗したら責任を取らされる…」「これは僕を試している罠なんじゃないか?」
彼は疑心暗鬼に陥り、同僚たちに「上司が無責任に仕事を丸投げしてきた」と不満を吹聴し始め、チーム内に不穏な空気が蔓延しました。

なぜ「自由」が「毒」になったのか?

Type 6は思考センターの中心(核)にいます。そのため、「頭で考えすぎる(思考の暴走)」状態が常態化しています。
ガイドラインのない自由は、彼らの脳内シミュレーションを無限に増殖させ、結果としてType 3のような「空回りの多動」や「攻撃性」を引き起こしました。

  • 外部に「正解(権威)」を求め続け、それが見つからない不安でパニックになった。
  • 「失敗=死」という極端な思考ループに陥り、足がすくんだ。
  • 不安をかき消すために、派閥を作って対抗しようとした。

管理者が理解すべきは、彼らは「指示待ち」なのではなく、「地図(Map)」を欲しているということです。
地図さえあれば、彼らは誰よりも粘り強く目的地まで歩き通します。

3. 運用プロトコル:どう助言すべきか

彼らに必要なのは「自由」ではなく「枠組み」です。
そして、彼らの暴走する思考を止める「スイッチ」を提供することです。

① 「責任の所在」を明言する

仕事を任せる際は、必ずセットで「何かあったら私が責任を取る」と伝えてください。
そして「君の判断基準はこのガイドラインだ」とルールを明確にします。
背後の安全が保証された時、彼らは初めて前の敵(課題)に向かって全力を出せます。

② 「外部入力」を切らせる(中立への回帰)

彼らは常に「周りはどう思っているか」「正解はどこにあるか」と外に答えを探しています。
彼らに必要なのは、Type 9のような鈍感さやType 3のような行動力ではなく、「自分の内なる論理を信じること」です。
「もう十分に考えただろう。君の結論が正解だ」と伝え、外へのアンテナを畳ませてください。
思考のノイズが消えた時、彼らは最も信頼できる「組織の守護神」となります。

恐怖を乗り越えた「勇気」の戦士

Type 6は臆病なのではありません。恐怖を人一倍感じ取れる感性を持っているだけです。
そして、恐怖を感じながらも前に進むことこそが、真の「勇気」です。

あなたが彼らの「安全基地」になった時、彼らはあなたのために最後まで戦い抜く、最強の側近となるでしょう。

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